Dies irae


かなりネタバレしてますので読む際は注意してください。





シナリオB(75点)

簡単に説明してしまうと

Fateやらデモンベインやら、その辺りのバトル物を混ぜ込んで適度に薄めた後に

パラダイスロストの奇人変人を集めて押し込みましたなシナリオ。

こう説明するとろくでもないな(笑)

前半はキャラが濃く、山場をわきまえ、キャラの使い方も上手い。

そもそもこう言うシナリオや設定が嫌いってんでも無い限り、かなり楽しめます。

だがしかしだ、個別ルートちょっと。

特にマリィシナリオは終盤が妙に駆け足と言うか………

どうにも説明不足な感もあるし、燃えが足りなかった………

なんと言うかな………敵と対立する構図が一瞬にして出来上がって

それが次々と解消されちゃうから、『間』が足りなかった感じがする。

最終的な落着地点は特に問題なかったんだけどね。

香純シナリオはマリィが完全に空気化するって問題はあるけど

まぁシナリオの流れそのものは別に悪くない。

あとは、思ったより攻略可能キャラが少なかった。

螢はまぁ微妙なところだとは思ってたけど、まさか先輩もクリアできないとは………

攻略可能キャラは実質香純とマリィのみ、それぞれのルートにバッドエンドが1つずつ。

逆にこの設定この流れのシナリオでルート分岐は拙いだろとも思う。

特定のルート以外はハッピーエンドだろうが何だろうが

問答無用で伏線丸投げで矛盾大放出になっちゃうからね。

これなら1本道でもっと話を濃くしても良かったんじゃなかろうか………

ただ司狼のが目立ってくる中盤辺りは非常に良い。

パラダイスロストのジューダスもライバルとしていい味出してたけど

やっぱ主人公を食うほど魅力的なサブキャラってのはいいもんだ。

キャラクター的に主人公にしちゃったらアウトだけど

司狼とヴィルヘルムを見てるとやっぱ正田さんのシナリオだと思う。

プレイ時間は、普通のえちぃゲムと同じくらいかな。

ルートが少ないので1本のシナリオはそれなりに長めかと。

えちぃシーンは9回、つっても純愛的なのは2回。

ま、そこを求めて買う人間はおらんか。

全体的にはやっぱどうにも終盤の失速感がな。

そこさえなければって感じだった。





グラフィックA(85点)

1枚絵

枚数は117枚。

カットインなんかも入れての枚数だけど、差分がかなりあるからまぁ多い方でしょう。

ただ、カットインとかとある1枚絵とか、どこのペルソナですか? って絵があるが

そこはきっと気にしたら負けなんだろうな(笑)

できは総じて良いです。

立ち絵

意外と種類多い。

制服私服は当たり前として、私服でも外だとコート着てて、室内だと脱いでるキャラもいるし

絵柄も良く好印象。

背景

うん………まぁ普通?(を

種類はそれなり、出来もそれなり。

OPムビ

3Dグラフィックを多く使った豪勢なつくり。

最初のシーンはペルソナ2罪を思い出した。

まぁ、聖槍騎士団とか出てくるし、本編との共通点も多いがな。

のはさておき、このムービーで一番目立ってるのが

主人公でもヒロインでもなく、主人公とヒロインの幼なじみである

サブキャラ(男)ってのはどういうことなんだろう(笑)





ミュージックA(90点)

BGM

日常シーンの曲なにやら懐かしさを感じるのは何故だろう?

それ以外の戦闘シーンなんかの曲はテンポも良く激しくテンションが上がります。

曲数は29曲。

ハードロックっつ〜のかメタルっつ〜のか

兎も角、ノリの良い曲が多くて大満足。

OP曲

サウンドモードに入ってるだろと思ってたら入ってなくて

クリアしてみたら全く覚えてないって落ちが(爆)

BGMが良すぎたってのもあるか………

まぁ悪い意味で印象に残ってるって事は無いので、それなりに良かったんではないかと。

ED曲

静か過ぎると言うか物足りないと言うか、響くものが無かった。

CV

男キャラクター、特に司狼とヴィルヘルム、シュライバーが良い。

それ以外もかなり良い感じです。





総評A(85点)

システム

スキップがちと遅めなのが気になるけど、それ以外は問題なし。

総評。

ペルソナ2罪やペルソナ3を髣髴とさせる部分があったのは置いといて。

シナリオに引っかかりを覚えるのがなんとも………

シナリオの評価のところにも書いたことだけど

序盤で一気に燃え上がってしまって、どうにも熱量が維持できなかったことと

骨組み部分が、少しでも本筋からずれたら伏線を投げることになるほどガッチリしすぎてて

どんなにシナリオが良かろうが、本筋からずれると拙いことになってること。

特に後者は響いたね。

1年間の延期はこのあたりが原因だったんだろうなぁ

それ以外の部分は非常に良いだけに、本当に勿体無い。

今年1番の期待作だったってのも大きかったかな。

期待を裏切られたって感じは無いんだけど、期待しているほどには届かなかった。

それでも音楽やCVの良さには目を見張るものがあるし

最終的には点数高めに。

ま、普通に良作だと思います。

あらゆる意味で次回作に期待かな。

あぁ、最後に。

惨殺死体やら血やらがやたら出てくるので、そう言うのが苦手な人は注意。


戻る