11eyes -罪と罰と贖いの少女-


とても面白かった フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ





シナリオA(85点)

物語が転の部分に入るまで、やけに主人公が鬱々としててテンションが上がらない。

まぁ転の部分に入ってしまえば流れが変わるから問題なし。

それから、選択肢はFateみたいにバッドエンド直行が多い。

序盤は安全そうな方や前振りがあった方を選んでおけば大丈夫だけど

中盤以降はそうでもなくなってくるので、結構難易度高め。

とは言っても大概は長々と話が続いた後にバッドエンドではなく、即バッドエンドだから

選択肢毎のセーブを心がければ問題ないけどね。

気になったところはこれくらいかな。

話の展開は1本道なので大半は共通部分で話そのものも長いです。

とは言え、大きく分岐するのはエンディングの一部くらいなので

プレイ時間自体は普通のえちぃゲムよかは長いって程度で異常に長いってことはありません。

中盤までは比較的ギャグも豊富で、パロディネタ比率も結構高め。

っつか、リベ武のあの謎の歌は、18歳以上でも知らない人間多いんじゃ………

兎も角、滑ってるのもあるけどそこそこに面白いです。

戦闘シーンなんかも、賢久が仲間になった辺りからテンションうなぎのぼり。

アウトローでテンション高くて馬鹿な男キャラがいるかいないかで

バトル物としての価値が大きく変わってくる。

ジューダス然り、司狼然り、賢久然りだ。

それで終盤はしっかりシリアスモード。

持ち上げて落す、基本的な手法の展開だけど

落としすぎな気がしないでも無い………酷く凹まされるし………

でも懸念していたテンションの低下はなかったしそこは評価高め。

ただし、憎らしい『敵』がいないので、感情が昂ぶるシーンが少ないので減点。

相殺してプラマイ0って感じ。

終盤まで気の抜けない展開で、状況も二転三転するし

ぐいぐいと物語にのめりこませる牽引力はかなりのもの。

クロスビジョンモードのお陰で各キャラクターの掘り下げも出来てるし

ラストはだいぶご都合主義入るけどハッピーエンドだったけど

伏線もしっかり回収してるし綺麗にまとまってました。

えちぃシーンは1人2〜3回。

とは言っても、同一シーンが分割されてる場合があるので

実質1〜2回、シナリオの方向性から考えても、そんなに多く出来ないことはわかっているが

クリア後におまけを1つ追加するくらいは欲しかったかなと。

単なる我侭なので減点対象にはしませんけどね。

何より彩子先生と栞にもえちぃシーンがあったのはよかった。

序盤はいまひとつかなって部分もあったけど、終わってみれば非常に良いシナリオで

最後の最後まで存分に楽しむことが出来ました。





グラフィックA(80点)

立ち絵

口パク目パチあり、いくらPCが高性能化しても

こう言うのは作業量が減るわけでもないから滅多にあるもんじゃないし貴重だね。

それ以外にも手が動いたりする。

とは言え、2コマの絵を繰り返して動かしているだけで

アニメのようにぬるぬると動くわけじゃないけどね。

中割りの無い動きと、それに付随するSEを聞いてると、なんとなく逆転裁判を思い出す。

さておき、種類が豊富でよく動き、キャラデザも申し分ないとなれば

褒めるところはあれど、けなすところはなし。

ただ、雪子のベレー帽からアホ毛が飛び出してるのは気になって仕方が無かった。

わざとやってるんだろうけど、それゆえにね(笑)

あと、雪子の泣き顔の立ち絵の破壊力は凄まじいです。

1枚絵

攻略可能キャラは1人18枚〜15枚。

それ以外も色々あって、総数113枚。

と言っても、1枠に差分とはいえないような全く別の絵が収まってたりするので

厳密に数えればもう何枚か増えます。

枚数的には不足無い感じだけど、戦闘絡みが物足りないかなぁ

剣閃のアニメーションとかはあるから、その辺りはいいんだけど

基本的に動くキャラクター個人の3枚くらいの1枚絵の使いまわしと立ち絵の動きばかりで

敵と味方が同時に画面内に入ってる絵ってのは殆ど無いし

そこだけはどうにも残念だった。

背景

全体的に出来が良いです、種類も豊富だし。

ただうちのディスプレイだと、かなり明るくしないと

黒い月がただの塗りつぶされた黒丸にしか表示されないけど………

あと考現学部の部室がカオス過ぎる………





ミュージックA(85点)

BGM

28曲。

曲数は十分でしょう。

日常シーンの曲も戦闘シーンの曲も良い曲が多く

個人的に好きな曲は『僕たちの一番大切な、時間』と『綾女ヶ丘ノスタルジア』かな。

『欠けた想いを胸に抱いたまま』や『見よ、我が剣は未だ折れぬ!』も捨てがたく

非常に満腹です。

OP曲

前奏や間奏部分で何かを思い出しそうになるんだけど、結局思い出せずじまい。

曲としてはアップテンポでテンション高くて良い曲かと。

挿入歌

歌もだけど流れるタイミングがあまりにも切ない………

ED曲

歌としてはいいんだけど、歌ってる人の力量が足りてないのが勿体無い。

CV

文句なし。





総評A(85点)

まずはシステムについて

必要なものは揃ってます。

シナリオのところで書いた通り大半が共通部分なので、それに配慮してか

次の選択肢へ飛ぶシーンスキップもあるのはありがたい。

ただ、シーンスキップも一気に次の選択肢にジャンプするわけではなく

文章スキップ以外の処理をなくして既読文章をスキップしてるだけなので

そこまでパッと飛ぶわけじゃないから結構待ち時間がある。

特に、共通部分が長い分シーンスキップを多用することが多く。

シーンスキップ中は画面が真っ暗で、どのシーンが飛ばされてるかの文章くらいしか動かないから

結構暇を持て余すのは問題だったな。

とは言え、普通にスキップするより間違いなく高速だからありがたいことに違いは無いが。

総評

全体的によく出来てます。

バトル物としちゃ絵柄が可愛すぎる気がしないでもないけど

見ててギャップを感じるってほどじゃないし、みてみりゃ案外悪くも無い。

文句が無いわけじゃないけどそれでも良作。

バトル物として押さえるところも押さえてるし、テンションも落ちず

音楽もグラフィックもよく、最後まで一気にプレイさせる力を持ってます。

萌えもあるにはあるけど、今回はヒロインに萌えるとかそう言うのをすっ飛ばして

賢久がいい奴過ぎて泣けた。

兎も角、バトル物が好きな人ならばお勧めできる良作でした。


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