みみをすませば


カントリーロード♪(違)





シナリオB(60点)

家庭の事情で、1人祖母を頼り孤島へと引っ越すことになった主人公。

知り合いの殆どいない島で不安に駆られていたところ

親切なクラスメイトに出会い、島での生活に幸先の良さを感じていた。

しかし、この島は獣耳が生え、考えていることが他人に筒抜けになってしまう

イヤータイムと言う現象が、不定期に起こる奇妙な島だった。

と言うのが出足の部分。

序盤は良くも悪くも設定を読んで予想できる内容を裏切らない展開が続きます。

まぁ細かいところでは主人公が引っ越すことになった家庭の事情が

比較的珍しいとかあったりするが(笑)

主人公が初対面で自己紹介し終わったばかりの

ヒロインの名前を呼び捨てにする妙な馴れ馴れしさが気になるな。

展開的にもちょっとご都合主義が過ぎるように見える。

例えば学校の廊下で授業中に秋刀魚を焼いてる馬鹿がいて

近くの教室の主人公達は既に駆けつけているのに、後からやってきた生徒会副会長が来るまで

先生が注意している描写の1つも無いと言うか

その場に主人公達しかいないような描写になってるところとか

立ち絵があるキャラ以外の存在が最序盤を除いて殆ど描かれないので

主人公の関わる世界が不自然に狭く完結してしまっていて

どうにもこうにも違和感がぬぐえない展開がある。

あと、通常のえちぃゲムと違って、主人公の周りにヒロインがいる必然性が薄い。

幼馴染が朝迎えに来る、義妹(姉)がいる、寮に住んでいる、お嬢様学校に転入

部活が同じ、職場が同じ、目的を同一にするなどなどなど

えちぃゲムに限った話ではないが、物語の取っ掛かりとして

誰かと共にいる理由が用意されてるものなんだけど、このシナリオにはそういった物が無く

必然性の演出が下手なんだよね………

ご都合主義そのものの否定はしないと言うか、終盤におけるある種の強引さは好物なんだけど

これの場合、序盤の度が過ぎると感じた。

個別に入ってからは

ライターが分かれるので矛盾って程では無いにせよ

それぞれのライター間で意思の疎通ができてないことがわかる部分もチラホラ。

出来の良し悪しも分かれるが

ヒロインの掘り下げが足らず、張ってきた伏線がそれぞれの問題と繋がらずに

色々とスルーされて山もなく終わっていくことが大半。

風呂敷広げた後、それを放置して畳んだ風呂敷を別の場所から持ってきてる感じ。

ただ、状況が安定してからの話だから、共通部分ほどの強引さは鳴りを潜めるし

主人公とヒロイン以外のキャラも存在が確認され始める。

まぁ全体的に展開が緩くて、山場らしい山場が無いけど

やってて不快になるってことだけは無かった。

長さは共通短い、個別短い、全体的に短い。

攻略対象が5人とは言え、フルプライスにするにはボリュームが物足りないかな………

えちぃは1人3〜4回。

回数はそれなり尺も長めで悪くないんだけど

イヤータイムだからこそって内容のものが殆ど無いのは残念。

全体的に見て

折角イヤータイムなんて設定があるのに

主人公に対してストレートに好意を寄せるキャラが多いから

心の声が聞こえて嬉し恥ずかしって展開が少なくて物足りない。

基本的に主人公の心の声が駄々漏れなだけで

ヒロインの心の声は物語の展開上、必要な部分でしか聞こえてこないのも

正直期待はずれだった。

っつか、その設定を生かせる状況に持っていけてないから

話の深いところまで設定が食い込んでくることが少ないんだよね。

最近良くある山場のないシナリオに多少風変わりな設定がある程度で納まってる。

それから主人公がやけに受動的なのも気になるところだな。

これが共通部分での違和感に繋がる要因でもあるし。

あとは序盤のどうにも強引な部分での減点を除けば

これと言って見るところもなかったかなって感じです。

あぁでも、七海シナリオだけは期待通りの出来でそこだけは救われました。





グラフィックB(70点)

立ち絵

際立って下手ってわけじゃないけど、何か妙な感じを受ける。

絵柄は好みなんだけど………何だろう?

それはさておき種類は制服、私服、水着の3種類が基本でキャラによっては裸あり。

表情パターンも含め、多くもなく少なくもなくってところ。

茉里の笑顔がたまらなく可愛い。

茉理末莉茉里………『まつり』って名前のキャラの漢字をこれ以上増やさないための運動を

そろそろ始めるべきなんじゃないかって気がしてきた(笑)

1枚絵

SD含め総数101枚。

キャラごとに分かれてないので数えるのが面倒だからその辺りはスルーで(ぉ

枚数としては十分、出来も悪くないけど

1枚絵になると何故か立ち絵よりヒロインが大人びて見える感じがする。

背景

教室の天井に扇風機ってのは珍しい気がするが、実際にどこかの学校ではあるんだろうな。

種類も出来も特に問題なし。

OPムビ

普通の静止画ムービーで最初に多少3D表現あり。

動きなんかは好みだけどやたら長い気がする………





ミュージックB(70点)

BGM

21曲。

曲数としては多くも無く少なくも無くってところか。

出来はそれなりだけど気に入る曲もなかった。

OP曲

パフューム意識してる? 曲調としては明るくて軽くていい感じ。

ED曲

何か南国的? 明るい曲です。

CV

演技面ではそれほど問題ないように思えるけど

キャラによって音量が違う気がするのは気になった。





総評B(65点)

システム

非アクティブ時に動作が停止するのが強制、とても不便。

あと、右上の閉じるボタンから終了するときは確認のダイアログが出ないのでその点は注意。

それ以外は特に問題ありません。

総評。

内容云々以前に、よくこのタイトルを付けられたなと感心するわ(笑)

出来そのものは、シナリオが中の下、CG並、BGM並、と言ったところ。

シナリオのできもそこまで酷いって程じゃないんだけど

大筋はそのままでもちょっと設定や状況を変えれば不自然さが無くなる

ボタンを掛け違えたような状況が目に付いたのと

七海シナリオ以外では、イヤータイムの設定が活かされてなくて

期待していたような展開が殆ど無いのが低評価の原因。

絵柄なんかは好みだし、七海は可愛いんだけど

ボリュームが足りない問題もあるし、フルプライスで買うには厳しいかな………


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