黄昏のシンセミア


翔子ちゃんが可愛すぎる。





シナリオA(80点)

主人公は大学生、暇をもてあました夏休み

数年前まで住んでいた、今は叔母とその娘が住んでいる家へと

旅行兼アルバイトで里帰りをする。

そして不思議な銀髪の女性と出会い………と言った感じで始まるのですが

開始直後は何か妙な物がチラホラと見え隠れしつつも取り敢えず普通の田舎の話。

だけど、プロローグ中に一転します。

主人公はなかなかの好漢で

性格は悪くないし、体力あんま無いけど決めるときは決める。

で、共通部分の話の内容そのものは別段悪いところもなく

ところどころギャグが入ったりして、それなりに面白くはあるのですが

役どころと立ち絵があるサブキャラに男がいないもんだから、何となく違和感が………

1人でもいるかいないかの差ってのは大きい物なんだと実感。

それから、翔子ちゃん見てるとP4の菜々子を思い出す。

主人公の従妹だったり、最初は距離があるけど打ち解けてお兄ちゃんと呼んできたり

『ジャコス』が好きだったり、妙に共通点が………

それはさておき、共通ルートも大きく2つに分かれます。

フローチャートで見て、妹2人の左ルートと銀子といろはの右ルート

なので半個別と言った方が正解か。

内容も結構違ってきます。

気になったところは、銀子ルートの方に入ると手に入れた謎の物体の話題が

その後はそれに絡みそうと言うか明らかに関係する話であっても

まるでなかったことかのように忘れ去られて話が展開していくのは不自然だった。

個別に入ってからは

大きく2つに分かれてから、更に分岐する形で開始します。

公式サイト上段のキャラは本筋、下段皐月さん以外はあくまでおまけと言った感じ。

本筋が絡む方は内容が伝奇物、とはいってもバトル要素は殆どなく

どちらかと言うと推理物に近いです。

設定が掘り下げられるし、内容は濃い目。

ただ、遅々として進まない、って程ではないにせよ

妙に展開がゆっくりな感じがして微妙にだれる。

その分、話の運びや感情の積み重ねが丁寧だから、入り込みやすいというのはあるんだけど

終盤に入るまで山場は無いし、周回をこなせばこなすほど

目新しい情報や展開がなくなるから、どんどん退屈になって辛かった。

おまけの方は一部伏線張りがあるけど、基本普通の恋愛えちぃゲム。

話は短いし、最近のえちぃゲムと言うよりは

一昔前のえちぃゲムをコンパクトにした感じなので、期待は厳禁。

とは言え、本筋の終盤が重いので一服の清涼剤としてはいい感じ。

それから、ルートによっては個別に入ってからの方がギャグが増えて面白い。

それぞれのキャラの感想は、攻略対象が多いので気になったキャラだけを軽く。

まず銀子さん、見た目に反してやけに可愛らしいところが多く

かなり萌えられたのは思わぬ収穫だった。

沙智子ちゃんはテンプレートなツンデレでこちらも可愛いんだけど

もちっとイチャラブするところが欲しかった。

翔子ちゃんは共通部分での可愛さが際立つんだけど

個別に入ると話がシビアで良い部分が薄まってしまっていたのは

期待していただけに残念だった。

で、個別が終わると最終ルートが開放。

こっちはなんかえらくスペクタクルな話に(笑)

泣けるってわけではないけどいい話だった。

えちぃは1人4〜1回

キャラによっては1回がフェラだけとか中途半端なので更に減ります。

メインヒロインは1人を除いておまけで1回あるので、本編中では1回ずつ少なくなります。

1回のキャラはサブヒロイン。

濃さはちと薄めかなぁ………

シナリオの長さは、共通普通、個別短め

1本のシナリオとしてみると短めだけど、共通が前半から大きく分岐して

全く違う話になったりするので、共通1、共通2、個別と分けるのが正しいかも。

更に上で書いたとおり本筋とおまけで長さが違い

しかも最終ルートや任意で見る主人公視点じゃない裏話などもあり

攻略対象が多いこともあって、ボリュームは少ないと言うことはありません。

総合的に見て

話の流れとかがコンチェルトノートに似てる辺り、ライターが同じだけあると言うか。

内容そのものは違うし、状況も違うんだけど

序盤からガッツリ物語の本筋入れてきて、ギャグが散発的な辺りが似てるなと。

評価としては良作。

中盤にだれがあったり

天女物語と言う舞台装置に、本来、演者であるキャラクター達が振り回されすぎていて

舞台装置を彩るための道具になってしまっている感があったこと。

どのヒロインも可愛く萌えの出力は高いんだけど

そういった萌えさせるシーン自体が少ないのも物足りないし

シナリオをそれぞれ単独で見ると伏線丸投げな部分はがあるなど、問題はあるけど

伏線は他のルートや最終ルートで回収されるし

普通の作品ならサブキャラ扱いのキャラも攻略できる。

各個人のルートの終盤や最終ルートは予想外に出来が良かった。

全てを終えての読後感も非常に良かったしね。

ただ最後までプレイしてこその作品で、そこに辿り着くまでが辛い部分もあるし

結局どういうことだというか思う部分もあるので

その分、減点されてギリ良作、もっと上手くやってりゃ名作になりえたんじゃないかと思う。





グラフィックB(75点)

立ち絵

ヒロインで完全に共通してるのは水着と私服

後はキャラによって制服や巫女服など。

多くても4種類なので服装パターンはあまり多くないです。

ただ、ロリ2人だけ差分ではない立ち絵があったりで、優遇されてる感が

嬉しいけどね。

出来はまぁそれなり、前作よりは良くなってると思う。

1枚絵

カットインなんかも合わせて総数120枚。

枚数だけ見れば十分だけど、えちぃシーンの1枚絵はもう少しどうにかならなかったのか。

1シーン1枚の差分だけで終わらせる事が多いからね。

出来そのものは悪くは無いです、珍しいアングルとかもあってよかったし。

背景

ところどころ寸尺がおかしいです。

翔子の部屋が無闇に広かったり、さくやのベッドがやけに縦長だったり。

それから、アングルに合わせてアップになったりすると

遠景用のぼかされた背景がそのままアップになるだけだから凄い違和感がある。

他にも、教室のドアの幅足りないだろとか、突っ込みどころが

出来そのものはそれほど悪くないんだけどねぇ(笑)

OPムビ

3Dエフェクトの入った普通の静止画ムービー

これといって見るところはなかった。

OPムビ2

最終ルートで見られる、多少画像とかが変わっただけだけど

今までのルートをしっかりやった上で見ると感慨深い物が。





ミュージックB(75点)

BGM

総数34曲

作風に合わせて静かで落ち着いた曲が多めで、ポップな曲は殆ど無い。

曲数は十分だけど余り耳に残る曲もなかった。

OP曲

なんか微妙、曲の流れに引っ掛かりがある感じがする。

ED曲

静かな曲。

あまり派手さの無い作風にあってるし、凄く良いです。

ただ正直、サブヒロインルートにはあってないと思う(笑)

挿入歌

なんともいいシーンで流すもんだわな………

そうじゃなきゃ挿入歌の意味は無いけど。

CV

銀子さんの声と喋り方が外見とは違って幼い感じなのが違和感あったけど

進めてみて、これで正解なんだなと納得した。

それ以外はこれといって言うところなし。





総評A(80点)

システム

必要なところは揃ってるから問題なし。

このブランドはただのAVGの割りに珍しくフローチャート搭載してて

シーンスキップも簡単だからいい感じなんだけど

フローチャートで直接指定したシーンに飛べるシステム上

小分岐は違うっぽいけど、共通で大きく2つに分かれるところや

ヒロインが確定する分岐などは、フラグ管理による分岐ではなく

その直前の選択肢のみに依存して分岐するようになってるらしく

しかも初プレイ時では、共通部分での2分岐のどちらでどちらが攻略できるかも

殆ど分からない選択肢になっているので

自分みたいに誰からクリアするか明確に決めて進める人間には厳しかった。

自分がプレイしていた当初は攻略サイトもなかったしね。

総評

なんか、今回はレビューってか解説って感じになってしまった気がするが………

今年自分がプレイした作品の中では良い方の出来だし

問題が無いわけじゃないけど少なくとも良作ではあるかと。

ただ、やってて妙に疲れたのは何でだろう………

こんな人にお勧めとか、明確に言える部分が無い作品だけに

なんとも難しいところではあるけども、公式見て気になったのならやって損は無いかと。

あ、でも話が壮大で複雑な部分もあったりするから

自分みたいにただ娯楽を求めてゲームをやってる人には少々きついかもしれません。


戻る