穢翼のユースティア


ティアルートと大落ちのネタバレがあります。ご注意ください。





シナリオA(85点)

オーガスト作品らしからぬ暗さで始まる。

上手くテンション低めで沈んでるから一気に引き込まれるね。

ティアは腹ペコキャラなのかなんなのか(笑)

シナリオの流れは個別に入ったら共通終了、入らなかったら共通継続のフラグへし折りタイプで

ルートによっては特定のヒロインと出会う前に分岐したりする。

共通の展開は、後半に行くと薄暗さが懐かしくなるのが残念。

中盤の展開で中だるみもあるしね。

だが、持ち上げて落とすを地でいってるので根底は変わらず安心。

話が進む度に謎が解けていくのが楽しいです。

個別に入ると………みじかっ!!

いやびっくりだ、上で書いた通りの形式なので

共通でヒロインの問題が解決されていて

個別に入ってからはやることがなくなってしまい

難しいことはティアルートでやるからそれ以外では取り敢えず萌えておけって内容に。

ここまで来るといっそ清々しい(笑)

と言うか、共通継続の方が直近の展開がしっかりしてる辺り

ティアルート以外は本当におまけでしかないんだろうな。

とは言え、ヒロインの可愛さは流石のオーガスト

抜かりが無いので萌えゲーとしても質が高いです。

クリア後におまけが1人辺り2本くらいずつ開放されるけど

そっちもただのえちぃだけじゃなくて、その後のミニシナリオ的な部分があるし

十分満足できる出来でした。

んで肝心のティアルートは、なんとなくB/M00を思い出した。

羽くらいしか関連性無いけどね(笑)

ただこれは、他と展開が違いすぎて人によっては期待と違って落胆しそうだなぁ

個人的にはティアルートに入るまで、なんか妙だと思っていた答えも見つかったし

フラグを折ると共通が継続する形式にしたのは、このためかと納得させられたし

流石にそういう意図は無いだろうけど、こう言う展開になってしまったのは

そういう選択をしてきたお前(プレイヤー)にも原因の一端があるんだぞ

と言われているようでちょっと楽しかった(笑)

ただ、終盤はちょっと中途半端だったな。

やるなら徹底的にやるか、ご都合主義でやっすい奇跡を起こして欲しかった。

えちぃは1人本編中に2〜1回、おまけで3〜1回。

サブキャラ的なキャラが攻略できたのは嬉しいが

ある種のセット扱いで1人のキャラの回数が減ってしまっているのが残念。

それからおまけで娼婦3人娘にも1回ずつえちぃあり、こちらは純粋に嬉しい。

尺は長め濃さはそれなり。

内容的に文句は無いが

エリスは眼鏡をつけさせることが出来たらもっと良かったんじゃないだろうか。

総合的に見て

主人公の性格のせいか、地の文が淡白で文章の会話率が高くテンポが良くすらすら読める。

一気に方向性を変えてきたなって感じはするけど

コンセプトとしての暗さを除けば、実は原点回帰で

同ブランド初期作品に通じるものを感じることが出来る。

主人公の立ち位置が、はにはにからこっちの3作品のような学生で巻き込まれる側ではなく

ある程度大人で周りの人間を見守る立場であると言う共通点が大きいか。

目立つ部分がいつもと違うから惑わされがちだけど

無駄に話が壮大になる辺りはいつものオーガスト(笑)

非常にいいシナリオではあるんだけど、個人的に納得いかないと言うか。

90点くらいかなぁと思ってたけど、その辺りを加味して85点で。

最後に1つ。

後半に行くほど攻略キャラのロリ度が増す辺りオーガストは分かってるね





グラフィックA(90点)

立ち絵

案外服装パターンがあったけど、設定が設定だから結構偏りがある。

ただ、ティアの服装が世界観やキャラの設定から考えると上等すぎる気もするが

他のキャラも似たようなもんだしこんなもんか。

出来も上々。

1枚絵

1人20〜16枚、その他21枚、総数109枚

枚数は十分。

しかしCGモードの1枚目の絵が血をぶちまけて倒れてるヒロインってのも凄いな(笑)

出来も、肌の塗り方がいい感じで興奮します。

背景

牢獄の景色を見た瞬間、アサクリを思い出した。

枚数はかなりしっかりあるし、出来も良いんだけど

特に牢獄の背景は、全体的に薄暗く埃臭く

濁った雰囲気がしっかりと出ててかなりいい感じです。

OPムビ

静止画と3Dとアニメーション

曲のよさもあってみていて引き込まれます。





ミュージックA(85点)

BGM

曲数は数えてないけどかなりの数がある。

舞台に合わせて全体的に抑え目な曲調で見事に雰囲気が出てる。

本当に文句のつけようが無いです。

OP曲

神秘的? な感じが作風とあっていて良い。

ED曲1

静かで伸びやかな力強い曲で、出来は良いのだが

いかんせんティアルート以外はただの萌えゲーだから雰囲気に合ってない。

ED曲2

なんとも悲しくなるね………

CV

狙い撃たれるぜ!(笑)

さておき、主人公に声がついてるからそこが気になる人もいるだろうけど

コンフィグで主人公の音声はカットできるので問題なし。

えちぃシーンでは強制カットなので、通常時は聞いていたいって人も安心。

ティアの口調や声になんとなく覚えがあるんだけど

調べてみた限り声の演技では縁がある人ではなく謎。

まぁ、みんなしっかりしてるので問題ないです。





総評A(85点)

システム

なんかマウスジェスチャー機能まで積んできた(笑)

ここまで来ると過不足ないというか必要過多な気がする。

だからといって評価は下がりませんが。

総評

作品としての方向に一貫性が取れてて非常に雰囲気が出ている。

オーガスト作品は学園物より

バイナリィ・ポットやプリホリ、これのような主人公が自立してる作品の方が好きだから

今後も是非こう言う作品は出して欲しい。

ティアルートを除いた場合、語弊を恐れずぶっちゃけて言ってしまえば、見掛け倒しの萌えゲー

いや、悪い意味ではないしこの作品を貶めるつもりはないんだ。

ただ共通部分では暗くてシリアスなのに、個別に入るとただの萌えゲーになるのが面白くて(笑)

ティアルートは、内容そのものも終わり方も賛否が分かれそうだね。

そこを除けば全体的に高クオリティでまとまった良作。

賛否が分かれると思った部分も、クリア後に胸に大きく残るものがあったし

個人的には良作だけど、お勧めするのはなんとも難しい。

自分は体験版やってないからどの辺りまでやるか分からないけど

それで期待した展開を、悪い意味で裏切られる可能性が高いので

もし今からやるつもりならその点は留意した方がダメージは少ないかもしれません。

ただ、繰り返しになるけど不満が無いわけじゃないにしても

個人的には十分良作なので85点です。























合法ロリ枠復活はまだですか?

今作はアイリスとのえちぃがおまけであったからまだいいけど

そろそろヒロインとしての枠が欲しいです。


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