メルルのアトリエ


で、ピアニャのアトリエはまだ?(ぉ





シナリオC(60点)

内容は国を豊かにして錬金術士になるのが目的な物語で

国と同時に主人公であるメルルの成長も描かれます。

メルルはそそっかしかったり楽しむこと優先だったりで

基本馬鹿なんだけど、素直な子で感情の表現がストレートだから

その馬鹿な部分も含めて次第に可愛く見えてくる。

様々な経験を経て、次第にしっかりしてくるしね。

ただこれ単独でのシナリオとしてはあまり評価できないかなぁ

国を豊かにすると言う大きな動きがあるので、メルル自身の物語と言う感じが薄いし

ロロナやトトリと比べて、切迫感とかがないからいまいち締まらない感じも。

いや、これはこれで全体的に雰囲気が明るいから悪くないんだけど

既存のキャラとの絡みが多いから、シリーズ通してやってきてないと

魅力がだいぶ減ってしまうと言う欠点もあるし。

それと、2周目以降限定と言うルート制限があるせいで

図鑑のヘルプにプレイヤーすら知らない情報が載っててネタバレされたり

ジオさんが2人いたり

2周目でメルルが知ってる忘れようのない重要な情報を、すっぽり忘れてたり

終盤の山場に向かうところで無理矢理な展開になってて、残念なことに。

1周目でスタッフロール見たときに感じた不安どおり、今作はシナリオ工房月光

(評判の良くない(自分は嫌いじゃない)TOD2のシナリオ作ったところ)に

シナリオ担当が変更されたことが問題なんだろうな。

B/M2もB/Mシリーズで唯一微妙な出来だったし。

与太話はさておき

そういったどうにも無理矢理な展開が目に付く部分はあるのと

ハーレムエンドみたいに、シリーズのファンの事を無視した内容のEDもあったり

概ね悪くないのに、肝心なところで悪手を打ってくるシナリオ。

せめて本筋の流れにトトリ並みの盛り上がりがあればよかったんだけどねぇ

トゥルーエンド的な位置のEDは『メルルのアトリエ』としてならありなんだけど

『アーランドシリーズ』の締めくくりとしては不足してるし

物足りないと言うのが正直なところ。





グラフィックB(75点)

キャラの3Dモデリングは流石に3作目だけあって安定していると言うか。

相変わらず特定の角度から見ると厳しいものはあるが

まぁ出来としては申し分ないです。

ミミちゃんの露出度が減ってしまったのはがっかりだったが(笑)

モーション的には、ケイナが立ってるだけなのに

息切れしたみたいな動きをするのが気になった。

棒立ちとどっちがマシかと問われれば、どっちもどっちって感じだけど。

戦闘シーンは、間違った方向に気合の入ってる必殺技があったりしたが

全体的に気合が入っていてよし。

2Dに関しては文句なし、立ち絵も種類豊富だしね。





ミュージックA(80点)

BGM

通常戦闘のフラメンコっぽい曲がブラックマトリクスを髣髴とさせていい。

フィールド音楽はランクが一定以上になると? 豪勢になるんだけど

個人的にはその前のゆったりとした曲の方が好きだった。

全体的に出来は良く、特にワイバーン登場と共にAstral Bladerが流れたときは痺れた。

OP曲

何歌ってるのか相変わらずわからない(笑)

いや、ちゃんと日本語で歌ってる部分がメインだけどさ。

挿入歌

穏やかな気持ちになれる曲。

このまま終わるんじゃなかろうかと不安にさせられた(笑)

もう1曲がいまいち何処で使われたか思い出せない………

ED曲

作風と終わり方にマッチした明るくテンポが良いて凄くいい曲。

名曲過ぎて飛ばせなくて困った(笑)

ただ、歌いだしの部分でまどかマギカのOPを思い出したり

一部、トトリの戦闘曲と似たメロディラインがあったり

なんかのえちぃゲムの曲を思い出しそうな部分もあったり

色々混乱しそうになる(笑)

CV

文句なし。





ロード時間−(−点)

ゲーム開始時のロードがちっと長いけど

それ以外はさくさくっとした印象。





総評B(65点)

システム

流石にアーランドシリーズも3作目だけあって安定している。

が、何故か前作で好評だった素材の詳細な検索システムがオミットされてたり

アイテムを選択するとき、○を押して左を押すと全選択が出来るんだけど

前作までとは違って○を押してから数瞬待って左を押さないと全選択できなくなってて

今までに慣れてしまっている分、微妙に不便だったり

なんでか悪い方向に改変されてるところがチラホラと。

特に検索システムは、今回特定の特性を持ったアイテムを作ることが多いだけに

消えて不便になったどころか、前作プレイヤーからすると嫌がらせにすら思えて残念。

ただ、テキストスキップシステムは良かった。

EDで最初の共通部分をスキップで飛ばして解除しないまま未読部分に入ると

そのまますっ飛んでいくのは流石にどうかと思うが。

難易度的にはトロフィーコンプする分には今までのシリーズで一番緩い印象。

総評

悪くはない、システムは洗練されてきてるし、ゲームバランスだって取れてる。

シナリオも楽しめたし、BGMも良く、グラフィックだってしっかりしてる。

ただ、ところどころでなんでか罠が張られてるんだよな。

アーランドシリーズ最終作だから、前作前々作のキャラがいっぱい出てくる

ファンサービス満載な作品なのに、なんでかそのファンが引くようなEDが待ってたり

さっきも書いたけど、今作にこそあって欲しいシステムが何故か消えてたり

アーランドシリーズとして出来は良くなってるのに

特にシナリオ面でシリーズに対する思い入れの強い人にはお勧めしづらい

微妙な作品になってます。

特にトトリとミミちゃんが好きな人には注意が必要です。


ここから下は今作シナリオの大きな問題の1つ、ハーレムエンドについて細かく書いてます。

勿論、ネタバレがありますのでご注意ください。























ハーレムエンドについて思うところがあるのでつらつらと。

まずハーレムエンドに辿り着くには、交友値が存在するキャラのイベントを

全員分こなす必要があるんだけど

その中でのミミシナリオは、ミミちゃんどんだけトトリ好きなんだよって内容で

終盤は、トトリにお礼をしたいミミちゃんが、メルルからロロナとくーちゃんの

ペンダントの話を聞いて、素材を取ってきて貰って手作りのペンダントを作成

いつもよりちょっと素直になって、お礼の気持ちと一緒にペンダントをトトリに渡すミミちゃん

感極まって泣き出すトトリ、と言う凄くいい話

なんだが

ハーレムエンドに辿り着くにはそのイベントをこなすことが必須

肝心のハーレムエンドの内容はと言うと

前作ステルクエンドのステルクがメルルになり

ロロナとトトリがミミちゃんとトトリになってケイナが追加されたものなんだけど

ケイナは不憫だけど約束してなかったから仕方ないとして

それぞれ別々に約束して、ダブルブッキングしたトトリとミミちゃんが

3人で一緒にって発想が全くなく、『私が2人で』と言い合いをする始末。

いやいやいや、ちょっと待て、ちょっと待てと。

あの2人の絆が深まるイベントやらせておいてこれかと。

しかもこのゲーム、キャラの個別EDが存在しない。

つまり『仲違いをさせるためにトトリとミミを仲良くさせる必要がある』と言うこと。

明らかにライター間での連携が取れてないか、自分で何を書いたか忘れてる。

もしくは制作中にこうなってしまう何かがあったんだろうけど

本当に、なんでライター変えた上に評判が悪いところに外注出しちゃったんだか………


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