L.A.ノワール


簡易レビュー





GTAシリーズを作っているメーカーが制作した

GTAとは全く逆な、刑事を題材とした箱庭ゲーム

題材だけではなくゲーム性も

銃撃戦やカーチェイスと言った派手なアクションより

調査と推理と言った頭を使う部分に主眼が置かれたものになっている。

事件現場に向かう最中に、人を撥ねたりすると(刑事だから当たり前だが)評価が下がるから

『歩道が空いてるじゃないか』とかはあまり出来ない。

とは言え、目的地への運転は基本的に相棒に任せてパスできるので

GTAでぶつけまくってしまうって人も安心のつくり。

まぁ、カーチェイスで跳ね飛ばしまくるんだけど(笑)

プレイ中一番気になったのが、和訳時にニュアンス的な問題が発生したのか

尋問の際の『信頼する』と『疑う』の使い方が微妙で

特に『疑う』が広義すぎると言うか、言ってることに疑う要素が微塵も無いのに

挙動が不振だから疑ってみたら、主人公が全く疑いを持った発言をしなかったり。

なんか主人公がこっちの意図と違う言動をすることが多かった。

他にも、犯人を捜すんじゃなくて、犯人を作りたがってるっぽいと言うか

被害者のバッグに入っていた被害者宛の手紙の破れた半分が

容疑者の1人の男の家にあったのを見て、容疑者が殺害現場にいた証拠だと言い切るとか

物語を成立させるために、無茶なこと言わされてる感がひしひしと。

グラフィックは精細で、1947年のロサンゼルスをモデルとしているため

当時のアメリカの雰囲気が好きと言うのなら、それだけで買いかも知れない。

サブタイトルの出し方とかいかにもって感じ出し

当時の刑事がしてそうな服装で、ベンチに座ってるだけでそれっぽい楽しさがあるしね(笑)

ゲームのイメージとしては、失敗しても話が続くGTA風逆転裁判。

まぁ、主人公は刑事ですが。

証拠を使ったり揺さぶってみたり、同作品が好きなら楽しめます。

ただ被害者の死体を調べたりとか、GTAに比べて『死』や『血』の描写が濃いので

そういったものが無理だと言う人は避けておいた方が無難です。

シナリオ的にも、逆転裁判の様なカタルシスはなく

プレイヤーから見れば、明らかに間違ってることが分かったまま進み

最終的にそのフラストレーションが解消されないまま

盛り上がる事もなく終わってしまうので

やり終わった後にもやっとしたものが残る。

もうちょっとストーリーがスカッとしたものだったら良かったんだけど

諸々あって70点、凡作と言ったところ。

しかしロックスターは相変わらず日本が好きだな。


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