テイルズオブエクシリア


簡易レビュー

ネタバレあります。





15周年作品らしく、今まで散々使い倒してきた

精霊と言う設定と、精霊と人間の関係を掘り下げる物語で

人間のジュード、精霊のミラの2人が主人公で、開始時点で選ぶことになる。

まずはジュード編からやったんだけど………

なんと言うか、ね?

軍の研究施設に潜り込み目の前で恩師が殺され指名手配され国を追われたけど

それよりも一目惚れした女についていきたいだけ。

って時点で大概な気がするけど、何だか話が進むごとに自らの意見を失っていく。

成長してはいるんだけど、思考力が退化して行ってる気が。

じゃあ確固たる意思を持ったミラが主人公のミラ編なら問題ないじゃね?

と思うかも知れないが、確かにこっちはミラが次第にヘタレるから

相対的にジュードが頼もしく見えるようになるけど

ジュード編でもそうだけど、何かが起きた結末だけを叩きつけてきて

深刻そうな展開に置いてけぼりになると言う問題が発生して

特にミラ編では、ミラが死んでる間の重要な部分がすっ飛んでしまうから

いきなりわけの分からない会話を聞かされたり、ジュードが別人になってたり

色々とモヤモヤしたものが残ることになりそう。

そんな風にどっちも問題がある上で、しかも主人公が2人いる設定が活かせてない。

終盤の展開の速さやジュード編が軸になっていることから見るに

まとめ切れないから最後の方は端折って

足りなくなったボリュームを、主人公2人にすることでかさ増ししたんじゃないかとか

思わず邪推してしまうような拙さだった。

全体的に見ると、設定や展開で今までのシリーズのオマージュらしきものが見受けられるものの

キャラや展開に統一感が無いと言うか、何かちぐはぐな印象を受けた。

それから、基本的に主人公達がいる必要の無い展開ばかりなので

達成感やカタルシスがなく感情を揺さぶられる部分が無い。

そこに上で書いた、『何かが起こったらしい』と言う展開が重なり

やってて殆どテンションが上がることの無い残念なシナリオになってる。

 

グラフィックは、まぁそれなりで悪くは無い程度。

ただ、OPの出来、特に背景の描き込みがとんでもない。

本編中のアニメーションムービーのクオリティも非常に高く

画像的な出来で言えば、間違いなくテイルズ最高の出来。

 

BGMは可もなく不可もなく、桜庭さんだったなぁって感じ。

 

全体フィールドはなく、常にダンジョンを進むのと同じ、TOGとかと同じ形式なんだけど

野外は大概両脇を崖に挟まれていて遠景が楽しめない上に

あまり広くないから、閉塞感があって未知の土地へと踏み出すワクワク感が無い。

 

戦闘はシステム自体は悪くないんだけど

共鳴術技がジュードとミラに偏っていて、他のキャラとリンクするメリットが薄い。

あと難易度がやけに低いのは、難易度セカンドがあるからかな?

 

全体的に見て

急に出来が悪くなったと言うか、いつものテイルズに戻ったと言うか。

クリアした後、楽しんだと言うより消化したと言う印象の残る作品だった。

なんかこう『やった感』が無いと言うか………

ちょっと期待しすぎたかな。

少なくともVやGのように移植されたのもやりたいと思うほどではなかった。

そんなわけで65点。

あぁ、あとジュードを殺しにやってきたヘタレアルヴィン君が可愛くて許そうかと思ったけど

エリーゼからキスされた時点でやっぱり許すのやめた。


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