神咒神威神楽


これはあくまでDies iraeが好きな人間のレビューです。
Diesをやってない場合、点数は当てにならないと思っておいてください。





シナリオA(90点)

プロローグはさておき、開始直後からあぁ正田さんだと思わされる文章。

序盤から飛ばしてきてて盛り上がるには盛り上がるのだが

いかんせん敵が蓮だけに、こちらの主人公達に同化できないのが辛いところ。

前作やってるからこその盛り上がりと、その反対の盛り下がりが同居するので

なんとも微妙な気分にさせられる。

話が進めばそういった部分は解決するんだけど

それはそれで反面、蓮たちの物語として受け取る部分が多くなり

神咒神威神楽ではなくDiesの続編ではないかって気がしてしまう。

ファンとしては嬉しくはあるものの知らんでやった人には相当辛そう。

敵の言ってることとかが理解できないまま、負け続けるわけだしね。

で、一段落付いてから後の展開が歯噛みしてしまう程、苛立つし気持ちが悪い。

東征が終わるまでは、竜胆の感覚はあまり理解できなかったんだけど

散々引っ張って、主人公達やプレイヤーにその嫌悪感を植えつけるのやり口は上手く

更に蓮たちがどうしてそこまで憎悪を燃やしたかを嫌って程痛感させられる。

ここまでくれば、前作やってない人でも理解が及ぶ『敵』を配置していて

それはしっかり単独作品として機能するようにしてるんだなとは思うけど

ここまでが普通のえちぃゲム1本を優にコンプできる程の長さがあるため

前提となる知識がないと存分に楽しめないのはやはり問題。

終盤にかけては、やっと『神咒神威神楽』になったなって感じで

最終決戦がちとあっさりしすぎかなと言う気がしないでもないけど

前作のファンからも不満が出ないように、しっかりまとめたなと思える内容でした。

えちぃは1組2回。

焦った末に間違ってケツにぶち込むってのはもはやギャグだろ(笑)

濃さは薄め、尺もそれほどなく

内容が恋人同士のどうのこうのと言うそれではなく

閑話休題とはならずに、物語の1つのピースになってるから

基本的にはあまり使い物にならない。

Gユウスケさんの絵が勿体無い。

シナリオの長さは長大。

普通のえちぃゲムを2本か3本はこなせる長さがある。

コストパフォーマンスという意味では優秀です。

その分HDDの容量が普通のえちぃゲム2本か3本入れられるくらい圧迫されますが(笑)

総合的に見て

中二系和風バトル伝奇物。

世代交代の物語なんだろな。

Diesが好きなら間違いなく盛り上がるし

知らなくても多分それなりに楽しめるはず。

Dies世界からの派生作品だから、単独作品としては問題があるものの

それが好きな自分からすれば間違いなく名作。

色々と胸に来るものがありすぎて、言葉では言い表せないほど面白かったです。





グラフィックA(80点)

立ち絵

服装は多くて2枚か。

表情パターンはそれなりに豊富

服装の少なさは物語的に仕方のないところだし

出来は悪くないので問題なし。

1枚絵

総数103枚。

枚数としては普通くらいか。

ただ、1枠に明らかに差分とは言えない別の絵が混じってるので

細かく数えればもう少し増える。

戦闘シーンは派手だし、ギャグシーンはしっかり崩してくるし

えちぃシーンはアニメ塗りだけど、柔らかそうな感じが凄く良く出てるし

戦闘シーンのバリエーションなどに

多少、物足りなさがなくはないものの、全体的に高いクオリティでまとまっていて

特にえちぃシーンのCGは自分好みでたまりませんでした。

それ故にシナリオでのエロの薄さが恨めしいんだけどね。

背景

種類、出来共に文句なし。

OPムビ

作風が作風だけに、濁っていると言うかざらついた印象がある。

いかにも和風って感じ。





ミュージックA(90点)

BGM

30曲。

曲数は十分。

本編開始直後からこれは卑怯。

転生なんだし当たり前っちゃ当たり前だけど

Diesのファンとしてはテンション上がり過ぎてヤバイ。

それ以降も覚えている曲のアレンジが流れるたびに嬉しくなるのが厄介で

この作品単体としての評価が出来ない。

オリジナルの曲も出来は良いんだけど、いかんせんいいシーンでは

前作の曲が出張ってくるせいで、点数が過剰に上がってしまっている感が否めない。

だってさ、蓮との戦いで前作OPアレンジが流れるとか卑怯だろ。

それだけで泣きそうになるわ。

OP曲

和ロックとでも言うのか?

なんかディスガイア4を思い出した。

OPで聞いた時点ではそうでもなかったけど

本編中で挿入歌として使われてるといい感じ。

ED曲

なんだか優しい印象を受ける。

この長大な物語の最後にはあってると思う。





総評A(90点)

システム

パッチ当てた状態でしかプレイしてないけど

当てればシーンスキップも出来るようになるし問題なし。

総評

文句なしの名作。

と言いたいところではあるが、それはあくまで自分がDiesをやっているからであって

続編、FDとしての色合いがだいぶ強く

そうでない人からすればマイナス点になってしまう部分があり

その時点で既に誰彼構わずお勧めとは言えない。

ただし前作が好きな人間からすれば

兎に角ファンのツボを押さえた作品で、何かにつけて盛り上がる

色々卑怯だと思う作品でした(笑)

全体的なクオリティも高いし、Diesが好きなら間違いなくやっておくべき1本で

今作は不完全版などということも無いので、安心して大丈夫です。

ただ、これ1本のみ単独で見た場合、良作止まりかなと言った印象。

伝奇バトル物らしく文章がなんともくどくて人を選ぶしね(笑)

なのでやるのであれば、Dies iraeを、出来ればパラダイスロストもやってからの方がいい。

まぁ、なんにせよ自分にとっては名作で

ここまでどっぷり浸かったのは久しぶりだったし

続編、FDとしての色を抜きにしても癖の強い作品ではあるけど

もしこう言う方向性の作品が好きなら、Diesと一緒にやって欲しいと思える作品でした。

























んで結局エリーはなんだったん?


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