輝光翼戦記 銀の刻のコロナ


ネタバレ多めです。





シナリオC(55点)

主人公が痛ましい人で、俺翼を思い出す。

が、こっちの場合、妄想じゃなくて事実だからまだ何とか。

ただまぁ、序盤はやけに自己陶酔してるのが気になると言えば気になる。

元中二病患者で、未だに後遺症が抜けてない辺りはギャグシーンなら面白いけどね(笑)

しかし主人公がいちいち卑屈すぎる(笑)

なんか悪い意味で胡散臭い展開だなぁと思ってたら

良い意味で胡散臭い展開に持っていかれて笑うと同時にちょっと感心。

しかし展開がやけに急だ。

と思ったら、何もかもを放り投げて終わりやがった。

何この糞ゲー(笑)

ってのは冗談として。

タイトルから推測できる通り、ループ物で

ある程度周回終わるまでは前座でしかないってのは分かるんだけど

それにしたってもう少し上手くやれなかったのかと。

積み重ねとか色々足りないまま急展開で話が進むから、色々と唐突過ぎる。

それに絡んでシナリオに齟齬もある。

多分だけど後のシナリオを書いてから前を付け足してるから

主人公が知っていたらおかしいことを消し忘れてしまって、変なことになってるんだと思う。

で、本編が始まってからは………

何でそんな持ち上げて落とすような真似をするかな(笑)

ギャップがあまりにも激しすぎて色々抜けた。

まぁ、そこに至るまでが急だから、日常があるのはいいことなんだけどさ。

それ以降は最後まで盛り上がることがなかった。

主人公のキャラの良さもあって、ギャグは結構いい感じだったのになぁ

えちぃは1人1〜3回、総数15回。

濃さと尺はそれなりなんだけど

『15回中1回以外は全部処女』というのは特筆に価すると思う(笑)

しかし、サブヒロイン達が1回しかないのはもう諦めるにしても

その中でも好きなアナスタシアと恵理が3Pで2回なのは納得いかない。

3Pは個が薄れるから、おまけ以外であるのは好きじゃない。

シナリオの長さ、と言うかプレイ時間は大体30時間。

全体的に見て

ループ物として致命的な欠陥が多すぎる。

まず、ループした際、前の周と今の周で起こることが別物過ぎて

状況が改善していると感じられない。

更に主人公が記憶を引き継がないと言うのが致命的で、失敗したときの悲壮感がなく

しかも主人公の設定上、改善のために特別なことをする必要性が薄く

同じことをしているのに事態が改善されてしまって

同じ失敗の繰り返しや、その状況に足掻く登場人物達、そしてそこからの脱却と言った

ループ物ならではのカタルシスがないし

そもそも敵側のしょぼさもあってテンションの上がる展開がない。

主人公の設定を活かすためにシナリオを書いて失敗した典型的なパターンと言えるかも。

それと、諸々丸投げなのは続編前提だからなのか?





グラフィックB(75点)

立ち絵

立ち絵と戦闘服くらいでパターンは少ない。

表情パターンはそれなりにあると思うのだが

前作と同じくテキストウィンドウの左にあるアイコンしか変わらず

メインの立ち絵に変化がないのはいただけない。

1枚絵

1人15〜22枚、その他39枚、総数92枚。

枚数はそれなりで出来もアレなところはあるけど、塗りはいい感じ。

戦闘シーンのアニメーションとかがあることを考えれば

普通のえちぃゲムと同程度の枚数があるだけで十分。

背景

一部、ユミナからの使い回しはあるけど

種類と出来は十分。

戦闘関連

戦闘フィールドはそれほど目を引くものはないんだけど

戦闘シーンは派手にグリグリ動くので楽しい。

OPムビ

演出はいい感じなんだけど、バトル物としてはいまいちテンションが上がらないのが残念。

OPムビ2

ここからが本番。

なにやら見覚えのあるキャラが増えてたりとテンション上がる(笑)





ミュージックB(60点)

BGM

30曲強。

これといって印象に残った曲はない。

と言うか、後半でユミナが出てくると、戦場BGMがユミナの歌にジャックされるから

意図的に聞こうとしないと聞けないというのは問題だと思う。

OP曲

なんかこうテンポはいいけどゆっくりめと言うか。

あまり自分好みではなかったなぁ

OP曲2

微妙に激しさが足りない?

ED曲

この妙な素人臭さはなんなんだ(笑)

CV

歩武の喋り方にはやっぱ違和感があるけど、それ以外は問題なし。





総評C(55点)

システム

ループ物なせいか、序盤の周回プレイでのレベル引継ぎがない。

その代わり、1度プレイした戦闘はスキップできる仕様。

それを抜ければしっかりレベル引継ぎをするようになる。

戦闘面はゲームバランスが崩壊してるね。

コロナのスキルがぶっ壊れた性能で、終盤に単独で出てくるボスはただの雑魚なんだけど

ラスボスはその手段が封じられた上に、意図的なレベル上げを一切してないと

真っ当な手段で勝つのはまず無理で、ユミナと久美を使ってMPを溜めて

主人公で殴るくらいしか手段がない。

それ以外の部分も、一部の戦闘を除けばタイムリミットなどがないから

いくらでも回復できると言う仕様もあって

どれだけ難易度が高くても、面倒だけど時間をかければどうにでもなる。

更に戦闘の隊列が直列から並列になったことと、MPシステムの導入により

直列だったときの様な型にはまったときの爽快感が減ってしまって

キャラの役割分担が、薄くなってしまったのが残念。

正直かなり作りこみの甘さが目立つつくりだった。

戦闘関係以外はそれほど問題ないけど

せめてどれが最新のセーブデータかが一目で分かるようにはして欲しかった。

総評

グラフィック面以外での練り込みが足りてない。

自分はそこに辿り着く前にパッチが来たけど

普通にプレイしてたら絶対誰もがそれ以上進めなくなる致命的なバグがあったらしいし

ろくにデバッグすら出来てないことから考えると

これ以上、延期は出来ないから仕方なく出してきたんじゃないかとすら思えてしまう

非常に中途半端な作品と言う印象が強い。

出来のいいところや楽しめた部分はあるんだけど

それを帳消しにするほど悪い部分が目立ちすぎていて非常に勿体無い。

たとえどれだけつまらなくても、このシリーズは絶対追いかける

って人でもない限り、プレイすることをお勧めできない程度の作品でした。

次回作が面白いことに期待だな………

























これ以降、物語の結末のネタバレがあります。

























ラストがあそこで終わってしまうのがなぁ………

あそこからみんなでドラゴンを助けに行く旅が始まって

最終的にミュリアルを助けるために、世界のシステムと戦うことになるとかなら

高瀬作品らしい状況の一変もあって、盛り上がりそうだと思ったんだけどねぇ

色々と残念だわ。


戻る