松尾芭蕉句碑

 俳人・松尾芭蕉の句碑は四日市市内にいくつかあります。
 松尾芭蕉(1644-1694)はご存じの通り、伊賀上野の出身で生涯を旅に過ごし「奥の細道」などを著し、蕉風俳諧を確立した人物です。

 左の写真は垂坂山観音寺にある芭蕉の句碑です。
 昭和48(1973)年境内から発見されたものです。
 なんでも江戸時代に裏山が崩れて埋められ、その後掘り出されたものだそうです。
 この句碑には「三日月の地はおほろなる雪見草」という句が刻まれています。

 この芭蕉句碑は北町の建福寺境内にあります。
 芭蕉の、「けふばかり人もとしよれはつしぐれ」という俳句が刻まれています。

 これは、采女の杖衝坂にある芭蕉句碑です。
「歩行(かち)ならば杖つき坂を落馬かな」という季語のない句です。
 貞享4(1687)年、松尾芭蕉は江戸から伊賀へ戻る途中に、馬上この坂を過ぎるとき、急坂のため落馬したといわれています。「笈の小文」に出ている句です。
 この句碑は、宝暦6(1756)年、村田鵤州が杖衝坂の中腹に建立しました。
 明治初期に坂の下采女西町の永田精一郎の庭園に移されました。のち現所有者の斉藤沢一郎氏の理解もあって元の場所に移設されました。