高板山大観音堂のそばの五葉ツツジにひとしきり見入った後、更に尾根を歩いて、右手にブナの巨木を抜けて下り、ほどなく岩の上に建つ石碑と出会う。
ここまで、高板山山頂から30分あまり。
尾根の岩場には2つの石仏があり、ひとつには不動恵童子と記され、ひとつには布師田村新屋敷講中とある。
杖に巻きつく大蛇の彫りものを眺め、かつて山の先輩が「高板山は蛇の山」と語っていた言葉を思い出した。


登山道の岩場に立つ石碑、左奥が不動恵童子の石仏。

不動恵童子の立つ岩場の左手を巻き、急坂を下れば尾根歩きは終わる。
不動恵童子の岩場から15分ほどで、奥の登山口から延びてきた道と合流する。


岩場の尾根らしく、このような場所も。大人一人がようやく通れるような岩の亀裂を抜ける。

T字路を右手に、しばらくなだらかに行けば、右手の岩場にも注連縄が張られている。
ここでは、自然の織りなすすべての物に、信仰の対象がある。



下山道の脇の巨岩にも信仰の証があった。

さて、しっかりした登山道を更に下り、T字路から10分足らず、四国王目岩からだと50分足らずで奥の登山口まで降り立つ。
林道の終点に位置する奥の登山口にも小さな看板があり、あたりは広場になっている。
ここまで降り立てば、あとは林道を歩いて、元の登山口まで約2K、20分あまり歩けば帰り着くことが出来る。


林道終点の、奥の登山口。画面右奥に歩いてきた登山道がある。


備考

登山道に水場はありません。
ヤセ尾根と岩場が多いので歩行には充分に注意してください。