Jumping Jenny

ジャンピング・ジェニィ

国書刊行会/創元推理文庫(狩野 一郎 訳)

<あらすじ>

 小説家ロナルド・ストラットンの屋敷で開かれたパーティーに招かれたロジャー・シェリンガムは、みんなの嫌われ者であるロナルドの義妹イーナに興味を抱いた。その彼女の死体が、パーティーの余興で屋上に建てられた絞首台にぶら下がった状態で発見される。そして、なんとロジャーが自らの潔白をはらす羽目になってしまって。。。

<コメント> (2004/01/18執筆)

 これを読んだのは2年以上前で、細かい部分は忘れちゃったんですけど(^^ゞ

 でも、さすがバークリーの脂ののった時期の作品だけあって、一気に読んだことは鮮明に覚えています。次から次へと出る仮説を皮肉めいたユーモアを交えて展開させるのは、バークリーの他作品にもありますが、今回はシェリンガムの必死さも手伝って、読書をぐいぐい引っ張っていきます。

 この作品にもブラックな「オチ」がありますが、「オチ」自体は現代の視点から見ればさほど目新しくはありません。いや!!! 話の途中展開があまりに面白いために、本来ならインパクトのある「オチ」も霞んでしまうのです! ま、これもバークリー作品の特徴ですね。で、星4つ★★★★

 ちなみに、このブックカバーにあるような縛り首の死体を「ジャンピング・ジャック」って言うんですね。だから、女性の場合は「ジャンピング・ジェニィ」。最初のページに書いているからネタバレではないでしょうけど、洒落たタイトルですね(*_*)